GSH
2006
間口4mほどの敷地である。薄肉鋼鈑を使った外殻構造とし、有効屋内空間を最大限に確保することを目論んだ。都心の狭小敷地における建築の作られ方のプロトタイプと捉えている。1・2階は店舗、3・4階はsoho、5階は施主の住居である。外装兼構造体である厚さ4.5mmの鋼板に座屈止めリブ(□-75×75)が適度な間隔で溶接されているセミモノコック構造である。必要な天井高さに合わせて各階ごとに微妙に階高を変えてある。外殻構造であるため、床は適当な位置で外殻に引っかかっていればよいのである。座屈止めのリブも、大小ランダムな丸窓を避けるように適度に配置されている。きわめて柔軟で汎用性の高い構造である。縦に13分割された壁パネルは工場で仮組され建方作業の手順確認を行った後、現場に搬送された。現場では壁パネルを敷地の奥から手前に向かって建て込み、現場溶接で一体化された。
設計:aat+ヨコミゾマコト建築設計事務所 構造:アラップジャパン 金田充弘 設備:太田洋 服部直人 計画地:東京都港区北青山 用途:住宅併用テナントビル 規模:地上5階 構造:鉄骨造 敷地面積:71.95平米 建築面積:58.41平米 延床面積:289.20平米 最高高さ:15.23m